
2013年、10月7日。専門職を志す学生、マクシーン=コールフィールド。数年ぶりの地元町を散策する余裕もなく、彼女は学業に追われていた。ありふれた日常と、特別ではない自分。それが彼女のすべてだった筈が…

昼か夜かもわからない
曇天の嵐に目覚めた “ひとりの少女” 。
彼女は行く先もわからないまま、ただ
大雨の中で立ち尽くしていた。

わずかな光を頼りに…
泥を踏みしめて歩き出す。

ココは海? 遠くに微かに見えるのは…
“どこかの港町” だろうか?

凄まじい雷雨を生み出していたのは
この世のものとは思えない規模の
巨大な “竜巻” だった。
“竜巻” はさきほどの “どこかの港町” を
目指している…?

! 突風で飛ばされてきた小舟が…
灯台に直撃!!!!!!!!!!!!!!!!?
あぶな─────────────────────

って……
[=_=]〜°
なーんだ、 “夢” か。

★ マクシーン=コールフィールド


2013年、10月7日。
ここはアメリカ オレゴン州にある
田舎町 “アルカディア•ベイ”。
18才になる少女マックス(※) は5年前、
親の仕事の都合で一度シアトルに
引っ越したものの…
学業のため1ヶ月ほど前から
ふたたび地元へ戻ってきていました。
(※ … 親しい人は
マクシーンをこう呼ぶ★)
文芸と科学の寵児の輩出に力を注ぐ
全寮制私立学校 “ブラックウェル” の
宿舎で大勢の学徒と寝食を
共にしながら…
まわりに遅れをとらないよう
日々勉学に励むマックス。彼女の夢は
プロのカメラマンになるコト。
“写真を撮る” 。
それは以前…
彼女がこの町に住んでいた幼少期、
当時大親友だった
“クロエ” という名前の女の子と
毎日遊ぶうちに
自然と興味の蕾(つぼみ) が発芽した
内気なマックスにとって数少ない
好きなコト•得意なコトでも
ありました。
けれど引越し直前に “クロエ” の父親が
交通事故で逝去。
タイミング悪く甚いお別れとなり、
その後の生活環境の変化も手伝って…
その友達とはすっかり疎遠に。
マックスの古い記憶では
たしか “クロエ” も
この私立学校 “ブラックウェル” に
通っていた気がしたけれど…
在籍名簿に彼女の名前はなく。
問題を起こすような人間では
なかった気がするし
訳あって除籍したのか、
あるいはそもそもの記憶違いか。
携帯のアドレス帳にこそ
いまだ当時の連絡先はあるものの…
久しく声を聞いていなければ、まだ
この町に住んでいるかもわからない。
懐かしさはある。
会えるものなら
もう一度会ってみたい。
でも…もう
私の知らないあたらしい友達や、
彼氏なんかとあたらしい生活を
送っているかもしれない。
自分のことなんてすっかり
忘れてしまっているかもしれない。
学校に、勉強に、友人に。
マックスの空回りする気持ちは
まるでフィルムの入っていない
カメラのシャッターを
切り続けるようなもの。
手応えと実感のない日々の中で、
ただ時間だけが
いたずらに過ぎていたのでした。。



Σ[‧̣̥̇ ー`дー´] キリッ✧
…おっとっと。いつまでも
懐かしさのぬるま湯に浸かって
うとうと寝ボケてはいられないね。
さっきの夢だって
まあ たしかに
“妙に気になる変な夢” ではあったけど
けっきょく夢は夢。
今みるべきは現実の…
自分の将来の夢❋
授業に集中しなきゃ!

“カシャ” ✧
とりあえず自撮りをして落ち着こう。
[ ❝̆ ·̫̮ ❝̆ ]✧
Σ[‧̣̥̇ ❝̆ ·̫̮ ❝̆ ]✧
“自撮りをして落ち着こう” 、
なのか(笑)❋
ポーッとした見かけによらず
マックスってば…アーティスト肌。
なるほど。
撮影したら すぐに写真になる
アナログフィルムの
インスタントカメラを
使っているんだね))
ほかに被写体はないか…授業中なのに
まわりをキョロキョロ✧

Σ[‧̣̥̇๑°ㅁ°๑] {!〕

★ マーク=ジェファソン

90年代を代表する著名なカメラマンであり、
著書や雑誌の取材をたくさん受け持つ
私立学校 “ブラックウェル” の
写真学科を担当する男性講師。
すごく生徒に人気がある。

いきなり
そんな専門的なコトを(苦笑)!?
い…!? いや、先生!ちがうんです。
今そこの生徒サンがですね、
先生が背中を向けて
見えてないのをイイコトに
他の生徒サンから嫌がらせを
受けてましてですね…
……。
₍₍ [°Д°`‧̣̥̇ ≡ ‧̣̥̇´°д°] ₎₎ キョドキョド•••!!!

★ ビクトリア=チェイス

写真学科に属する
裕福な家の生まれの女生徒。
取り巻きの女生徒を引き連れては
校内を我が物顔で傲慢に闊歩している。
一部界隈の生徒…特に内向的な
生徒相手に対する評判は辛辣らしく、
陰湿なイジメなど彼女絡みの
あまり気持ちの良くない
黒い話題も絶えない。
ここ半年ほど前からは
学校内のイケイケパーティサークル
“ボルテックス•クラブ” の
ミューズ(女性人気NO.1) でもあるとか。
まさか、さっきの “ゴミ投げ” も…
ビクトリアの?
彼女には…、あまり失礼な態度は
取らない方が
身のためかもしれないな。。
:[´◦ω◦`]:ガクブル

ひ、ひえ〜(苦笑)。。。。
:[´◦ω◦`]:ガクブル
Σ[ Ŏ ᗨ Ŏ]{!〕
“ジリリリリリリリリリリッ!!!”
終業のチャイムだ! たすかったー。
ꉂ [‧̣̥̇ ๑- ·̫̮ -]=3 ✧

どうやら写真学科では、4日後に
“日常ヒーローコンテスト” なる
学内コンクールが控えているらしい。
ヒーローと銘打たれているものの
要は自分の日常風景を切り取り
作品として提出するコトが
企画の骨子✎))
学内で最も評価を得た生徒の作品は
都会のアトリエで開催される展覧会に
出品、生徒自身も会場に同伴するという
ご褒美付きだ✧ なんだかすごいな★
写真でご飯を食べていく…
つまり、 “プロ” になるための
大きなチャンス、第1ステップ
というわけだね。 [´•௰•`]✧
提出しようと思っている作品はある。
たくさん撮った自分の日常風景写真を
壁に貼って…それを見ている “自分” を
撮影しているのか。 [´•௰•`]✧
僕は面白い表現だと思うけれど…
でもなぜかマックスは
提出にあまり前向きではないみたいだ。
どうしてだろう。

こんなトコロに掘り傷の落書きが。
まったく…
教室の机はみんなのモノなんだから
大事に使ってほしいよなぁ。。。もぅ。
“れいちぇる あんばー” ?
だれだよぅ、しらないよぅ。。。もう。
と、マックス。 [‧̣̥̇๑‾᷅ ₃‾᷄๑ ])) ブツブツ
奥で ビクトリアとジェファソン先生が
今度のコンテストのコトで
なにか話してる。
手前にはさっき紙くずを投げられていた
“女生徒” が。


★ ケイト=マーシュ

マックスと同じ芸術科に所属する
おとなしい18歳の少女。
礼拝には欠かさず通っている
敬虔なキリスト教徒の一家でもある。
趣味は絵を描くコトと布教活動。

“フラれた” …か(苦笑)。。 ✧[๑´ᴗ`๑]
フラフラと
教室を出ようとするマックスを
ジェファソン先生が呼び止める。
Σ[‧̣̥̇ ๑°-°๑] ギクッ。


Σ[‧̣̥̇ º﹃ º ] グサッ。。

先生と話していたときの
マックスの表情…、
そうか。 ⋆* ⁑⋆* [๑•﹏•]⋆* ⁑⋆*
夢や目標云々以前に、
マックスは…ほかのだれでもない
マックス自身。
自分の決断に自信が持てないんだね。
慣れない環境になんとか
自分を馴染ませようとがんばって、
同世代のいろいろな圧力に
気を遣って…。
不安なのはわかるよ。
学校の先生なんかは…
ちょっとしたコトで未来は変わる、
とにかく行動を起こそう!なんていう。
それは事実だし正解なんだろう。
でも、
一度やってしまったコトは
取り消せない。
一旦クチにしてしまった言葉も…もう
なかったコトにはできない。
それも事実で正解なんだ。
だって時間は巻き戻せないのだから。
•⌒ [‾ε‾]
人生ってのは不思議なモンだね。
学校には、町には、
たくさんの人がいる。
みんなそれぞれの考え方や
価値観なんかがあって生きている。
自分たちの行動…その先にある未来に
責任をもったり、
もたなかったりしながら。

✧₍₍◝[‘ω’ ◝] ⁾⁾ ₍₍ [◟’ω’]◟⁾⁾ ソワソワ
しきりに話しかけたい衝動を抑えて…、まずは “トイレ” へ。

Σ[ ≖ˇェˇ≖]{!〕
マジか。
昔も昔…僕が学生だった頃は
トイレに行くとこ見られたら
指さされて笑われたもんだけど、
アメリカでもそーゆう感覚あるんだね。
生理現象なんだし
当たり前のコトなのになあ。 [ •́ㅿ•̀ ]
アレだぜ…マックス?
アイドルだってイケメン俳優だって
う◯ち するんだぜ? 多分。
自信ないけど。╭[ ・ㅂ・]و ̑̑ ✧

洗顔バシャバシャ。
なんとか “シャキッと” しようと
しているマックス。
そこまで人目を気にしながら
生きているわけでは
ないんだろうけれど…
彼女のように自分の中の時間の流れ方が
周りとは異なっていたりすると
“マイペース” とか “抜けてる” とか
言われちゃいがち なんだろうな。
Σ[ •̵̑ ε •̵̑ ]{!〕
ふいに “ある存在” に気付くマックス。

“あれ” は•••

“青い蝶” ?
モルフォ蝶のように見えるけれど
秋のオレゴン州に?
あたたかい亜熱帯の中米が
生息地域だときいたコトがあるのに、
なんでまた…?
不思議だねぇ。

とにもかくにもシャッターチャンス★
たくさんの教科書や文房具、
毎日つけている “日記” に
編入したてで入れっぱなしの
“学校パンフレット” なんかも掻き分け…
カバンの中から愛機を取り出して
ファインダーを覗く!
[ ━☞´◔‿ゝ◔`]━☞✧
“カシャ” ✧

ꉂ[ ❝̆ w ❝̆ ]b✧
ふふ、いい写真が撮れたぜ★
どうもありがとう “青い蝶” 。
そういえば昔の大親友 “クロエ” も
青色が好きだったっけなあ、と
マックス。
今日は随分…むかしのコトを
思い出すんだね☻))
いや、もしかしたら
今日に限らずなのかもだけれど。
そういう時ってのは…大抵
今のコトがうまくいってない
タイミングだったりするんよね❋
[ ˘•ω•˘ ]
“ガチャッ” 。

Σ[‧̣̥̇ Д ]ﻌﻌﻌﻌ⊙ ⊙ {!?〕
じ…女子トイレに “男子” が
入ってきた!?
ビックリして咄嗟に奥に隠れる
マックス。
ややっ、”アイツ” は…!

★ ネイサン=プレスコット3世

写真学科に属する男子生徒。
学校内のイケイケパーティサークル
“ボルテックス•クラブ” の主催者でもある。
マックスの住む町 “アルカディア•ベイ” で
その名前を知らない者はいない、
というほどの富豪名家の長男であり
彼の父親はその財力で
すっかりほぼ町の実権すべてを
握っているらしい。今は警察ですら、
プレスコット家の問題には
クチは挟めないのだとか。おそろしい。

《 “学内サークル” について》

日本における “部活動” とは異なり、
海外の “学内サークル” は
それが中等•高等教育の現場であっても
生徒が自主的に運営•企画立案•交渉をし
教師などの大人は基本的に補佐役に徹する
形式を取るものが多いようです。
つまり生徒の、生徒による、生徒のための
“授業外の校内活動” ですね。
許可さえ取れれば学校のイメージとは
かけ離れたサロン的なパーティや、
団体での外泊なども開催可能とのコトで
非日常を楽しむ上で
学生達のレクレーションの大きな部分を
占有している課外活動ともいえます。
もちろん… “遊び” だけに限定せず、
未成年時からビジネスを興したり
論文や作品を発表する学生達もいます。
“facebook™” はこの学内サークルが
発祥となっているのは有名な話ですね。
しかしながら、これらの学内サークルは
“スクールカースト(生徒の年功序列意識)” に
大きな影響を与え、
様々な学生間問題などに拍車を掛けている
とする提唱が後を絶ちません。
心身の発展途上時に
様々な付加価値(ブランド) を帯びるのは
個としての明確な自我や
自身の “基準値”を認識するコトの妨げになり…
心の制動距離•感覚が未発達な状態での
反発的言動の応酬によって
イジメや窃盗•暴行などの付帯的損害を
招いてしまう危険性が常時つきまといます。
同時に、それは昨今のSNS時代において
拡散•炎上を招き
個々人では収集のつかない
全体的な問題(事件) へと
容易に飛躍、発展してしまうことから…
かつて精神科医の和田秀樹氏によって
警鐘を促された
“発達プロセス” の希薄化以上に
危険度が増して事案ともいえるでしょう。
“恋愛や性愛の経験”
“知識や趣味の集積知”
“容姿(ファッション性)”
“その場を牽制するマウント能力”
価値相対化という規範の基、
学校はしばしば “戦場” に例えられます。
しかしながら…その地を統べる学生たちは
まだまだ未完成の繭なのです。
単なるスキルやパラメータの “比較” などで
完結されることのない
最適な人格形成のカタチの探求、
教育現場の改善が望まれますね。


“ネイサン=プレスコット” …!
マックスの口ぶりから察するに、
ど〜やら彼もあまり
ロクなヤツではなさそうだね。
しかも親がスーパー金持ちで
町全体を乗っ取っている、なんて。。
ある意味 “ビクトリア” より
ヤバい相手かも。
堂々と女子トイレに入ってるし。
:[´◦ω◦`]:ガクブル

“ガチャッ” 。
Σ[‧̣̥̇ ☉_☉]{!?〕
さ…さらに誰かもうひとり!
“青い髪の女性” が入ってきた!?
いかにも不良って感じだ。。
この学校の
生徒じゃないみたいだけど…!!
Σ[‧̣̥̇ʘ‿ʘ]{!!!?〕
やばい、見つかる!
奥へ引っ込んで マックス!

:[´◦ω◦`]:ガクブル
な…なんか知らんが “青い髪の女性” は
ネイサンを “脅迫” してる…?
ネイサンはネイサンで
さっきからやたらカリカリしてるし…!
いやだ、こわい!
破裂する、にげたい!
₍₍ [°Д°`‧̣̥̇ ≡ ‧̣̥̇´°д°] ₎₎ ウワアアアアアアァ•••!!!!?

ΣΣΣ[‧̣̥̇ Д ]ﻌﻌﻌﻌ⊙ ⊙
“銃” !!!!!!!!!!?
学校で!? うおおお、
ま…まじかよネイサン!!!!?
まずい…!この状況は…!!!!!

“ドンッ” !!!
ΣΣΣΣ[‧̣̥̇ Д ]ﻌﻌﻌﻌ⊙ ⊙ {!!!!?〕
“青い髪の女の子” が、撃た…れ!!?
ちょ…?
ぬぅああああああああああああぁ!!!!!!!
(((([;゚Д゚])))))))

一瞬タイミングが遅かった…!
止めに入ろうと思わず手をかざす
マックスが
☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰
☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰
☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰
☰☰☰☰☰☰☰☰
☰☰☰☰☰

が
☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰
がスクッマ
すざかを手ずわ思とうろ入にめ止
!…たっか遅がグンミイタ
瞬一
☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰
☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰
☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰
☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰
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☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰☰
☰☰☰☰
!!?


[‧̣̥̇ ☉ㅁ☉]{•••!!!!!?〕
ココは… “さっき” の教室だ…!
ジェファソン先生が話してる内容も
たぶん… “さっき” と同じだ…!
一瞬の間に
なんか色々ありすぎて
ちゃんとみれたワケじゃないけど…
ネイサンの手から落ちた拳銃が
また手に戻って、
撃たれた女の子が立ち上がって
カラダから弾が抜けて
また拳銃に戻って…
それはまるで映像が逆再生される感じで
またマックスは終わったはずの
授業の教室にいて…?
コレじゃあ時間が巻き
Σ[‧̣̥̇ ☉ㅁ☉]{•••!!!!!〕
じ、
時間が•••、
“巻き戻った” •••???
“カシャ” ✧

とりあえず自撮りをして落ち着こう。
[ ❝̆ ·̫̮ ❝̆ ]✧

うーむ…。
どうみてもさっきの授業風景だ。
でもみんな普通に、
あたりまえに、何事もなかったように
みえる。フツーにしてる。
まさか…? “マックスだけ” が
数分前の世界に戻って…来たって
コト…?

Σ[‧̣̥̇ ๑°ㅁ°๑]{!?〕

いきなり
そんな専門的なコトを(苦笑)!?
Σ[ ≖ˇェˇ≖]{!〕
まてよ。このやりとり、
まちがいなく “さっき” もあったな。。
というコトは、やはり…?
あ〜と、なんだっけ。
“答え” はなんだったっけ。
[‧̣̥̇ •᷄⌓•᷅ ]ゞ))
い…!? いや、先生!ちがうんです。
今マックスがですね、
ひょっとしたらタイムマシンにでも
乗ったかのように
未来から過去に戻ってきたような感じに
なってまして…!
……。
₍₍ [°Д°`‧̣̥̇ ≡ ‧̣̥̇´°д°] ₎₎ キョドキョド•••!!!

Σ[╭☞•́⍛•̀]╭☞
それだ(苦笑)✧ “だげれおたいぷ” だ!

おのれビクトリア。
その悪態も “さっき” 聞いたぜ✧
Σ[‧̣̥̇ •᷄m•᷅ ]{!?〕
ん? て…あれ??
なんか状況が
前より悪くなったっぽいぞ。
授業が終わったあとでマックスだけ
居残りをするハメに。

“さっきとおなじ過去” に
戻ってきた筈なのに
“さっきとおなじ未来” じゃない。
先生に対するマックスの
ちょっとした反応の違いが…
展開を変えちゃったってコト?
どうしよう。どうしよう。
⁽⁽◞[‧̣̥̇Ŏε Ŏ =͟͟͞͞ Ŏ 3Ŏ‧̣̥̇]◟⁾⁾ {•••!!〕
“ガチャン”!!
Σ[‧̣̥̇☉ Д☉]{!!!!!!!〕

な、なんてこった…!
プチパニックを起こして
ソワソワしていたら、大事なカメラを
机から落としてしまった…!
|||||||||| ˚‧º· [;´༎ຶД༎ຶ`] ‧º·˚ ||||||||||
高いぞ…マックス。
正直、ポラロイドカメラの修理は
ちょっとしたパーツ1個の交換でも
高い。
しかもストロボもイカれて
レンズもフォトセルも
ひっちゃかめっちゃかで…。
こ、これは。
[ ´ ཫ`]✧
落とす前の状態に
“もどす” なんてとてもじゃないけど…
もう…、、、

さっきの “女子トイレ” では…
たしか
マックスが咄嗟に手をかざした瞬間
時間が巻き戻って今の状況に。
と、ゆうコトはまさか…!
[‧̣̥̇≖ˇェˇ≖]{•••〕

ΣΣΣ[‧̣̥̇ ◎ᗨ◎]{!!!!〕
すごい!
や…やっぱり思ったとおりだ!?
心のコントローラにある “L2ボタン” を
押しっぱなしにしたら…
カメラがなおった!!!!!!!!!
正確にはマックスが手をかざして
カメラが壊れる前に
“時間を戻した” のか…!
こ…こんなコトが。
ならば…さらに…!!!!?

[ ≖ˇェˇ≖]ノ✧


…こ、コレは…(笑)…!!!!!!?

Σ[‧̣̥̇✪∀✪]{!!!!!〕
やっぱり!!!!!!!!!!!!!
みっ、未来を…変えられた!!
かるーくビクトリアには
睨まれた感があるけれど彼女も
ジェファソン先生も、だれもマックスが
時間を戻したコトに気づいてない。
教室のみんなはもちろん学校の人も、
この町に住んでいる人も、
もしかしたら…この世界の誰一人も。。
と、いうコトは…
[ ≖ˇェˇ≖]
[ థ ౪థ]✧

“ジリリリリリリリリリリッ!!!”
Σ[‧̣̥̇ Ŏ ᗨ Ŏ]{!〕
終業のチャイムだ!
い…イヤ、べつに!?
僕は “時間を巻き戻すチカラ” を使って
なんか やましいコトをしようなんて…
ぜんぜん考えてないぜ✧
Σ[‧̣̥̇ Ŏ ᗨ Ŏ]ノシ
そうだよね。もちろん
さっきトイレで遭った事件のコトが
誰だって頭に浮かぶよね!
どうする、マックス?
ꉂ [‧̣̥̇ ๑- ·̫̮ -]=3 ✧

あの “青い髪の女性” を
助けに行くってコトだな✧
わかった、
事態は一刻を争う。トイレに急ごうぜ!

ごめんよ “ケイト”。
もしかしたらキミもビクトリア絡みで…
なにか人目につかないトコロで
やましいコトをされてるのかも
しれないけれど、
とりあえず今は急用があるんだ。
また後でね!
⊂[‘ω’⊂ ])) ≡3

“時間を巻き戻すチカラ” のコトは
だれにもいえない。
言ったところで
証明できる手段もないし…誰一人として
信じてはくれないだろうな。
[‧̣̥̇ •̅_•̅ ]))
とはいえ
安心せよ、 “青い髪の女性” よ!
無敵のチカラを手に入れた
このマックスに勝てる人間など…
もはや存在せぬわ!!!!
キミの未来、私が変えてみせる!
✧[ ◎ᗨ◎] < ▂▅▇▓▒░░◉
よぉーし、トイレに到着!
“ガチャッ” 。

……。
でも やっぱり ちょっと怖いから
奥へ隠れるマックス(笑)✧
たしかに
“時間を巻き戻すチカラ” 以外
キミは普通の女学生だもんね。
OK、ココは慎重にいこう。
[๑و•̀ω•́]و))

Σ[・∪・]{!〕
またさっきの “青い蝶” だ。
やはり…マックス以外のすべての存在は
同じ規範の中にいる。
マックスが
なにかしらの影響を与えなければ、多分
この世界のみんなは
“さっきと同じコト” を
繰り返している。
というコトは…
頭が こんがらがりそうだけど
今しがたの教室で
ジェファソン先生への返事を
マックスが変えたコトで
ある意味 “未来” も変わり
マックスは居残りをさせられそうに
なったわけで。…むむむ。
“さっき” とおなじ状況を
間違いなく作り出すためには…
おそらくマックス自身も
極力 “さっき” とおなじ行動を
しなくちゃならないって
コトなのか。。。?
OK。
一応、”青い蝶” の写真も
撮っておいた方が良いかもね✧
“カシャ” ✧

“ガチャッ” 。
[‧̣̥̇ ☉_☉]{!〕
き…来た!

まずは様子を伺おう…、スキをみて…!

Σ[‧̣̥̇☉o☉]{!〕

!!
し…しまった…!臆病になりすぎたか!
ごめんよ “青い髪の女性” 。
しかも…さっきは気が動転して
確認を怠ったけれど
ネイサンのやろう、よりによって
心臓を撃ち抜いてる。。
あれじゃあ助けを呼んだって
まちがいなく彼女は助からないよ…!!

時間を巻き戻す!!! ✧
こんな…ちいさくて
きたない学校のトイレが
あの子にとっての
人生の最期の場所なんて、そんなの
いくら知らないヒトでも残酷だぜ。
[‧̣̥̇ •᷄⌓•᷅ ]
なんとかしたいけれど
でも相手は銃を持った男子生徒だし、
一体どうすれば…!?
まわりになにか役に立ちそうなモノは…
₍₍ [°Д°`‧̣̥̇ ≡ ‧̣̥̇´°д°] ₎₎
Σ[ ☉_☉]{!〕
そうか!

“バシン” !
“ジリリリリリリリリリリッ!!!”

“ガスッ” !!!!
“防犯ベル” で気がそれたネイサンに
一撃を食らわして退出する
“青い髪の女性” !
むせ返りながらも時を待たずして
トイレから逃げ出すネイサン!
やった!!
✧[‧̣̥̇ ❝̆ ·̫̮ ❝̆ ]=3
僕としては
もうちょいカッコいい感じの
マックスの立ち回りを
想像していたけれど…(苦笑)、
ともかく “悲惨な未来” は
回避できたね。
ひとまず良しとするか。 [๑´ᴗ`๑]ゞ))


しかし “青い髪の女性” …。
なんでだろう、不思議と
むかし何処かであったような気がする。
あの子は一体…?
ふう…、なにはともあれ一件落着★
スッキリ スッキリ。 [˶‾᷄ ⁻̫ ‾᷅˵]=3
“ガチャッ” 。
廊下に出ると
さっきの “防犯ベル” の影響か、
校内にはだーれもおらんなぁ✧
₍₍◝[‘ω’ ◝] ⁾⁾ ₍₍ [◟’ω’]◟⁾⁾

₍₍◝[‘ω’ ◝] ⁾⁾ {!〕 おったな✧

★ デイビッド=マドセン

マックスの通う私立学校 “ブラックウェル” の
警備主任。
ぜんぜん生徒に人気がない。
多分生徒のコトを
気にかけてはいるんだろうけれど…
なにかにつけて自分本位&高圧的で
当たりもキツイらしい。
聞いた話では校内全体にくまなく
監視カメラ設置の要請を求めているとか
なんとかで、
他の先生ともしばしば対立しているとか。
たしかに
険しめな外見ではあるものの、でもうん。
まあそんな悪い要素が三拍子揃った人材も
なかなかおるまいて。
案外悪いヤツじゃないかもしれないし、
人は見かけによらないとも言うし…

Σ[ Д ]ﻌﻌﻌﻌ⊙ ⊙
高圧的で
自分本位で
当たりがキツい!!!!
[ ꐦಠ益ಠ]و ̑̑ ✧
な…!なんだ このヒト!デイビッド!
案外悪いヤツだぞ!
もう僕はすげーキライだぞ…コイツ!!!!!!

!?

★ レイ=ウェルズ

威風堂々 & 貫禄たっぷりの
私立学校 “ブラックウェル” の校長。
毎日同じ服を着ているような気もするが
気にしてはいけない。
著名な講師の招致など
学校経営の手腕評は上々で…
公平•公正 な大岡裁きを理念とした
教育に力を入れてはいるものの、
問題を起こす生徒への対応は
やや厳しいものがある。
彼に対する生徒の人気は不明。
個人的には目元まわりが加藤剛さんに
似ていらっしゃる気がしている。╭[ ・ㅂ・]و ̑̑ ✧

Σ[ •̵̑ ε •̵̑ ]{!〕
さっきの警備主任の
“デイビッド” ほどじゃないけど…
この校長先生もなんとなく
アタリがキツイなあ。
大将、べつにマックスは
問題を起こしちゃいませんよ?
さっき問題を
“起こしかけていた” 生徒のコトは
見てましたがね、あっしは☻✧))
どうするマックス?
一応報告しておくかい?

ネイサンのコトを•••話•••
“す” !
“話す” !
校長先生にチクッちゃおうぜ✧
南無三、ネイサン! ꉂ[ ˊ̱ᴗˋ̱ ]∧))

Σ[ ≖ˇェˇ≖]{?〕

校長先生に “女子トイレ事件” 、
ネイサンのコトを伝えたものの
なんか拍子抜け&曖昧なやりとりで
終わってしまった。。。
たしかにマックスのはからいで
傷害沙汰にはならなかったんだけどさ。
なーんかさっきの校長先生の言い分だと
ネイサンのコトを
かばっている節があったなぁ…。
実はなにか知ってるのか?校長先生。
まあいいや、どのみち
もう今日の授業は終わったんだし…
“校庭” に出て外の空気を
吸いにいこう★

オレゴン州は秋真っ盛り❋
ポカポカと気持ちの良い陽気で…
日向ぼっこするにはいい天気だね))

学校の掲示板には…最近
“ブラックウェル” のある学生が
失踪したというチラシがあちこちに。
行方がわからなくなってから
もう半年も経つらしい。マジか。
たしかに大事件だとは思うけれど…
この枚数、ちょっと過保護というか
過敏すぎやしませんかね?
一体誰が貼ったんだろう。
[‧̣̥̇ •m•])){•••〕
失踪した生徒の名前は…
“レイチェル=アンバー” か。
ん。 これも前にどこかで…??

★ ミシェル=グラント

私立学校 “ブラックウェル” の
科学科を担当する女性講師。
民俗学にも造詣が深い。
生徒の自主性とプライベートを尊重するため
警備主任が学校中に監視カメラを
導入しようと画策しているコトに対し、
反対の署名運動をしている。
まあまあ生徒に人気がある。

“校庭” を散歩していたら
グラント先生と遭遇&ご挨拶))
この学校 “ブラックウェル” の歴史や
この町 “アルカディア•ベイ” の
先住民族と移民をめぐる昔話なんかも
チョコチョコと雑談。
グラント先生曰く
かつてこの土地には 魔女や精霊、
人ならざるチカラを信仰する
シャーマニズムの精神が
根付いていたとか。
ひょっとしてマックスのチカラも…?
…まさかね。ꉂ[ ˊ̱ᴗˋ̱ ]✧
楽しい おはなしを
ありがとうございました、
グラント先生★
ついでに “署名” も
させてもらいますよ✧

僕はデイビッドが
キライなだけです。 [๑´ᴗ`๑]✧
先生、
けっこういい体格されてますね❋
署名運動おつかれさまです。
さらにプラプラしていると、
プワプワと飛んでいる飛行物体
“ドローン” を発見✧
だれが操縦しているんだろう…☻?

★ ブルック=スコット

科学科に所属する
テクノロジーとドローンをこよなく愛する
女学生で、マックスの友人のひとり。
おなじ学科に通う “とある男子学生” に
気があるような素振りをみせているが…
そればかりは
テクノロジーとドローンの力では
どうにもならないのだ。

マックスの “返し” (笑)。✧
なおも散歩していると
スケーターボーイの群れを確認✧
あんまりマックスとは
波長が得意くなさそうな感じでは
あるけど…、一応
顔なじみっぽい雰囲気はあるね。
どうする、話かけにいってみるかい?
それともやめ…


|ω・`] チラッ✧
目が合っちゃったね。 いこう(笑)。

★ ジャスティン=ウィリアムズ

スケートボードとマ◯ファナを
こよなく愛する若者。
学校の何科に通っているのかは不明。
3年前には彼の友人が
校舎のロッカーに隠し持っていた大麻を
ちゃっかり拝借したコトで
“ひと騒動” あったとか なかったとか。
ルーズなノリを持つ男子生徒。

マックスの “返し” (笑)✧✧
そしてその顔(笑)。 ꉂ [>ᗨ<]
いやはや
完全にバカにされましたな…

Σ[‧̣̥̇ ≖ˇᗨˇ≖]{! あっ。〕

マックスてば意外と性格悪…
まけずぎらいなんだね✧
٩[´ω`*]و✧
ノンノン!その意気や良し!だぜ!
なぜに使えるようになったのかは
まったくわからないけれど…
せっかく “時間を巻き戻すチカラ” が
あるんだもの、今日くらい
そこかしこでバンバン発動して
楽しんじゃおう♫
°˖✧◝[⁰▿⁰]◜✧˖°
(([ง’ω’]و=͟͟͞͞ ง’ω’]ڡ≡
よーし、ノッてきた!
もうひとりくらいいっとくか!
あそこのベンチに座ってるのは…

★ エバン=ハリス

“ブラックウェル” の写真科に所属する
マジメなノリの男子生徒。
学校の課題と個人的な自身の作品制作に
熱心に取り組むその姿勢から
学科を越えて一目置く他の生徒も多い。
髪型がチョットおもしろい。

マックスのドヤ顔✧
なぜ秀才学生の難しい質問に対して
彼女が “即答” できたのかは…
なにをか言わんやである(笑)✧
Σ[ •̵̑ ε •̵̑ ]{!〕
“ブブーッ” !

携帯に
オタク友達の “ウォーレン” という
男子からメールが。
なんでも…先日借していた
B級映画のファイルが入った
“データ端末” を返して欲しい
とのコトらしい。
マックス曰く、それは寮の自室で
置きっぱなしになっている模様。
٩[*ÒωÓ*]و✧
了解。気分転換の散策も
あらまし終わったし、取りに行こうか★

寮に到着☻✧
マックスの自室は “女子寮” の
219号室だ★
おや、あの背中は…たしか…?

やあ “ケイト” 。
さっきは話しかけられなくてゴメンよ。
いい天気だね♫

うん、わかったよケイト。
教室での “ゴミ投げ事件” で僕は…
キミがなにかビクトリア達から
理不尽な理由で当てこすりを
されてるもんだとばかり
考えていたけれど、表情から察するに
コトはもう少し複雑そうだね。
何か “弱み” でも握られてるのか、
あるいは…。
ꉂ [>ᗨ<]b
ま、とにかく
なにかあったら気軽に相談してよ))
この超能力少女マックスが
話を聞くからさ❋
また明日ね☻✧
•
•
•
•
ゴ
ゴ
ゴ
ゴ
ゴ
ゴ
ゴ
ゴ
ゴ
ゴ
ゴ
ゴ
ゴ
ゴ
ゴ
ゴ
ゴ
ゴ
ゴ
ゴ
ゴ
ゴ
ゴ
ゴ
ゴ
ゴ
ゴ
ゴゴゴゴゴゴゴゴ

あの “後ろ姿” は…!!!
[‧̣̥̇ ≖ˇェˇ≖]ゴクリ

★ サミュエル=テイラー

私立学校 “ブラックウェル” で
長く働いている用務員さん。
なんとも筆舌に尽くしがたい
特殊な雰囲気(オーラ) と
独特の言動(クンフー) を持つ
モップとバケツの使い手であり、
その次元を超えた視点から一部生徒からは
気味悪がられている。
正直、
マックスはおもしろいオジサンだなーと
慕っている。
サミュエル=テイラー。
またの名を “サミュエル老師” 。
その
森羅万象すべてを見通す異様な眼力、
一部コミッショナーサイドにおいて
銀河とも繋がっているという
至玉の知識の数々は
KGBにもマークされ、かの有名な
ナポレオンや黒田官兵衛も
教えを乞いに足を運んだという。
そんな人物が
一体なぜ田舎町の学舎で用務員さんを
しているのかは
今世紀最大の謎であるが、、
とにもかくにも僕はサミュエルが
大好きなのである。
しばしマックスとの意味不明でジワる…
常人には到底理解しがたい
未知との対話をお楽しみいただきたい。
|ω・`] チラッ✧


…ありがとうございました。₍₍o┓

サミュエルからの有難い説法ののち
“女子寮” に向かうマックスだったが、
そこにはビクトリアと
彼女の取り巻き女子A&B が
道を塞いでいた。

うーむ。。見た目は可愛らしいけれど
やはり噂通り
なんか性格悪そうだなビクトリア。
なにが彼女をそうさせるのか。
…よし。わかった、
[ ・᷄ὢ・᷅ ]))
•••やりかえそう✧
ꉂ╭[ థ ᗨథ]و ̑̑
報復?しるか〜い そんなモン★
いまの僕たちには
たかがクラスの一軍女子なんて
ぜんぜんこわくないぜ!
僕とマックスは
そのドアの向こう側に用があるのだ。
彼女にはどうにかして
あそこから退いていただこう。
“時間を巻き戻すチカラ” を
うまく使って…
なにか方法はないだろうか…?
む。あそこに見える白いバケツは…
ひょっとして
サミュエル老師が話されていた
“ペンキ” では!?✧
[๑•̀ω•́]{•••〕

もしも アレを…

アソコに こうしたら…

“ああなりました” とさ(笑)✧
南無三、ビクトリア! ꉂ[ ˊ̱ᴗˋ̱ ]∧))

ふっふっふ…。よもやビクトリアは
マックスが♡♡♡を◇◇◇◇ったから
己がペンキまみれになったなんて
夢にも思うまい✧
日頃の行いが悪かった、なんて
ちょっとでも反省してくれたら
良いんだけど
このコ けっこータフそうだしなぁ…
ꉂ[ ಠwಠ]✧
一応、トドメさしとくか✧
“からかう” !

良い腰の入り方だぜ、マックス★
なんとなーくビクトリアと
同族に堕ちた気がして
胸が痛い感もあるし、
時間を戻して “今の” を
リセットするコトも
できるっちゃできるけど…。 [。•ˇзˇ•。]))
う〜ん。たまにはこういう日があってもまあ悪い気はしないか。
きっとさっきの教室の様子じゃあ…
昨日までのマックスは
色々と肩身の狭い思いを
してきたんだろうし❋
コレでおあいこってコトで!
⁽⁽◝[ ‾᷄௰‾᷅ ]◜⁾⁾≡₍₍◞[ ‾᷄௰‾᷅ ]◟₎₎
ふふ、明日からは仲良くしようぜ?✧
ビクトリア))
自室から
さきほど友人とのメールで
やりとりしていた
“データ端末” を回収し、
待ち合わせ場所に向かうマックス。
ε=ε=┌[ •̵̑ 3 •̵̑ ]┘✧
ε=ε=ε=ε=ε=ε=ε= Σ┌[•̵̑ ε •̵̑ ]┘{!〕
む、アレは…!!?

“家政婦は見た” みたくなって

学校警備員の “デイビッド” が…
なぜかはわからないけれど
“ケイト” に執拗な質問攻めを
しまくっている。
ケイトは礼拝の時間に
間に合わないとお願いしてるのに
デイビッドは聞く耳を持たない感じだ。
超能力少女の眼光が鋭く光る✧
でも…マックスは
写真学科の生徒でもある。
[ ー`дー´] キリッ
さっきの校長先生との苦いやりとりも
良い教訓になったし、
迷ったら撮る!は
ジャーナリズムの基本。
ココは正々堂々 “写真を撮って” …
デイビッドを社会的に
抹殺してやるぜ!!!!!!!!!

“カシャ” ✧

な…なんかマズッたかな。。
ごめん、ケイト。
よーし!それじゃあ…
[ ≖ˇェˇ≖]ノ))

“時間を巻き戻して” …!
今度は “助ける” !✧

よかった。今回は丸く収まった❋
デイビッドに目を付けられた感じは
あるけれど…ケイトに睨まれるよりは
よっぽど気楽だよ。
自己満足なだけかもしれないけどね。
僕はこれで良いや✧
さあ、 “データ端末” を返しに
友人との待ち合わせ場所に向かおう))
待ち合わせ場所の “駐車場” に到着☻))

さーて、マックスのオタク友達の
“ウォーレン” って子は
どこにいるのかな…?

Σ[‧̣̥̇ ≖ˇᗨˇ≖]{!〕
な…なんだ、このクルマ!
障害者ゾーンに白線全開無視。
すごい停め方してるな。。
“持ち主” は…なにか学校に急用でも
あったんだろうか。

Σ[‧̣̥̇ ≖ˇᗨˇ≖]{!!〕
こ…こっちもか!
すごいでかい “キャンピングカー” 。
しかもめちゃくちゃ汚れてる。
窓なんてホコリまみれだ。
多分先生の…じゃあないよね?
[ ≖ˇェˇ≖]ノ✧
“ラクガキ” しとこう。なんとなく(笑)。

これでよし、と✧
Σ[ •̅_•̅ ]{!〕
ん、 “だれか” が親しげな感じで…
コッチを見てる。

そうか…
キミがマックスの “オタク友達” の!
おまたせおまたせ。 [๑´ᴗ`๑]◞✧

★ ウォーレン=グラハム

科学科を専攻する16歳の男子学生。
年齢も学科もマックス(18歳)とは違うが
サブカルチャー好きの
ティーンエイジャー同士として
マックスとは仲が良い。

ハイ、ハイ。それさっき
僕がやったヤツです(笑)。

映画談義に華が咲きますねー))
“ファスタープッシーキャット
ダイ ダイ” はむかしはね…
“ファスタープッシーキャット
キル キル”って言ってたんだよ☻✧
“ジェダイの帰還” は
“ジェダイの復讐” だったし、
オトシが上の方は “007” を
“ゼロゼロセブン” って
読んだりしてたんだ。
うーん、2人の会話に僕も混ざりたい✧ꉂ [>ᗨ<]
マックスとウォーレンが
愉快に雑談していると…
Σ[๑•᷅ε •๑]{!〕
ん!?
また “だれか” が…マックスの方へ
一直線にやってきた。
あの後ろ姿は…!!?

“ネイサン=プレスコット”!

Σ[ ≖ˇェˇ≖]
ははぁ。なるほど、
僕らが校長先生に “女子トイレ事件” の
コトを話したから、多分ネイサンは
校長室に呼び出しを受けて…。
だからって…
告げ口した人間のところまで来るかね。
キミが銃を持っていたのは
本当のコトだろう?
余計なトラブルはカンベン!…ってのが
正直な僕の意見だけど、
こんな白昼堂々と
拳銃を抜いてチラつかせるほど
ネイサンもバカじゃないだろうし、
なにより いまのマックスには
“時間を巻き戻すチカラ” がある。
いざとなったら怖いものなしだ。
一丁、答弁を
張り合おうじゃないか。 [๑و•̀ω•́]و✧

Σ[‧̣̥̇و ≖ˇェˇ≖]و))
あれ、目が。
な…なんか怖いぞネイサン。
まさか…抜く気か(苦笑)…!!!!?

Σ[‧̣̥̇๑°ᗨ°๑]{!〕✧
ウォーレンがセコンドに!? 心の友よ…
“ヘナッ” 。

瞬殺 (苦笑)!
あちゃー。。 ꉂ[‧̣̥̇ ー`wー´]✧

“ガッ” !!
Σ[‧̣̥̇ಠ▃ಠ]{!!!?〕
女子の首に手を!!!?
ちょ…!マジか、
ネイサンのヤツ完全に
あたまの線が切れちゃってるぞ!!!?
まずい…!撃た…
!?
突然
遠くからクルマが
ネイサンに迫ってきて急停車!

“キキキィィィィィィ!!!”

••• “クロエ” •••!?


••• “マックス” •••!!!

クルマに驚いて一瞬怯んだネイサン!
そのスキにマックスはクルマに乗車し…
力強く走り出す!
ありがとう、間一髪だったよ
“青い髪の女性” 。
いや••• “クロエ” 。
[‧̣̥̇ ❝̆ ·̫̮ ❝̆ ]=3✧
••• “ブロロロロ” •••!



[ *•́◡•̀]{•••〕

何年も会ってなかったんだ。
なにをゆったところで…
すぐには距離は縮まらないよね。
車内の気まずい空気に
さすがのマックスも下を向いて
すっかり黙りこくって…。
[=_=]{•••〕
Σ[=_=]
いや、ちがう。
カメラだ。
さっきのネイサンの一悶着で、
またもカメラを
破損してしまっていたらしい(苦笑)✧

マックスは本当にマイペース(笑)♫
いきおいクロエの険も取れたみたい☻))

話の流れで
5年ぶりのクロエの実家、
“プライス家” に遊びにいくコトに。
あれ?でも “クソオヤジ” …って、
クロエ、キミのお父さんは
たしか交通事故で…??
“プライス家” に到着✧
“ガチャッ” 。

|ω・`] チラッ)) おじゃましまー•••


たしかに かわってる。。
[ ´ཫ`]✧
とゆうか すさんでる。。。
“マ◯ファナ” に “タトゥー” まで✧
これ以上ないくらい
露骨な不良街道爆進中!って感じだ。
むかし仲が良かった友達だった頃の…
写真の中の様なクロエは
もういないのかしら?

居づれぇ。。。(((([;゚Д゚])))))))

むかし、マックスがまだ
この町 “アルカディア•ベイ” に
住んでいた時…
2人が毎日お互いの家で遊び合う様な
仲だった頃
クロエが使っていた携帯電話を発見。
物持ちが良いというか…、いや
わかってる。
大事にとっていてくれたんだね))
もう会えなくなった友達。
マックスとの思い出の品として…
まるで宝物の様に。
マックスはむかし、このクロエ部屋で
よく海賊の格好に身を包んでは
冒険ごっこをしていたらしい。
町を乗っ取る!だなんて
声高らかに息巻いて))
ꉂ[๑˘ᴗ˘๑]
多少姿カタチが自分の知っていた時期と
かわっていても、、、
中身はあのときの友達のまま。
クロエはクロエだった。
マックスのコトも
ちゃんと覚えていてくれた。
首の皮一枚って感じだけど
もう一度くらいは
彼女に
歩み寄ってみてもいいのだろうか。

Σ [◎- • ]{!〕
む。この…机の上にある
“チラシの原本” は…たしか…!

“レイチェル=アンバー” !
やっぱり、学校で見かけた
半年間も行方不明になってるという
女の子のヤツだ。
なぜクロエが…、
クロエは…レイチェルを…?

Σ[‧̣̥̇ ಠ▃ಠ])) {!〕


“運命の人” …?

クロエはたったひとり…この町で
レイチェルを探し回っていた。
一服キメて “まったり” するクロエ✧
マックスはクロエの部屋を出て
カメラを直す工具を取りに行くコトに。

5年前、あの電話から…。
その日、
幼いマックスはクロエと一緒に
この家で遊んでいたという。
クロエのお父さんは
クロエのお母さんから
仕事帰りに迎えにきてほしいと
電話をうけて、車で家を出て。
それで…。

“ガレージ” から工具を回収。
ココには色々と物騒な物が並んでる。
クロエの “あたらしいお父さん” の
趣味なのか、拳銃まで発見。
よくみると1丁なくなってる?
持ち出したのだろうか。[‧̣̥̇ ੭ु ´ w `]੭ु⁾⁾
ま。
まあ、
たしかにネイサンの一件もあったし
穏やかじゃないのはわかるけれど…
さすがに “クソオヤジ” は
ちと言い過ぎじゃないかい?
親の再婚。
前の…
本当のお父さんのコトも
あるからだってのは
なんとなく察するけどさ☻?
その “あたらしいお父さん” だって…
案外そこまで悪いヤツじゃ
ないかもしれないぜ?
クロエ。
クロエの部屋に戻り、
バックの中から
荷物とカメラを取り出して
修理を始めるマックス。

Σ[‧̣̥̇ ಠwಠ] ギクッ•••!
す…するどいね、クロエ✧

“ニンジャ” て(笑)✧

“始末” て(笑)✧

“女子トイレ事件” のコトは…クロエに
バレてしまった。。 ꉂ[‧̣̥̇❝̆ ·̫̮ ❝̆ ]
いっそ発端の
“時間を巻き戻すチカラ” についても
教えてしまいたけれど、
さすがの名探偵クロエでも
そんな突拍子もない話を信じてくれる
ハズはない…か。


たしかに厳しい対応は受けたものの、
クロエが言うほど
ひどい人にはみえなかったけれど…。
ꉂ[ ‧̣̥̇꒪ᴗ꒪]✧
むかし、校長先生と何かあったのかい?
クロエ(苦笑)。
ん? 棚をゴソゴソ。
なにやってんだい、クロエ?

ΣΣΣ[‧̣̥̇๑º口º๑]{!!!?〕

顔はそう言ってないよ、マックス(笑)✧
[‧̣̥̇☉o☉]{•••!!〕
いやいや…!こりゃまたとんでもない
骨董品が出てきちゃたぞ。
たしかにそのカメラなら
今使ってるフィルムも
そのまま収容できるし
なによりクロエのお父さんが
生前使っていた代物…。
幼少期、時折そのカメラを
触らせてもらっていたからこそ
マックスは写真の楽しさに
目覚めたのだから。
⁄[⁄ ⁄•⁄∀⁄•⁄ ⁄]⁄{•••!!!〕
ま…マジで、
いただいちゃっていいのかい?クロエ?

“カシャ” ✧

《 “マックスのカメラ” について》

フィルム内に現像液が入っており
シャッターボタンを押せば
すぐ “写真” として排出される機構を持つ。
そんなインスタントカメラの中でも
最たるブランドとされるカメラがあります。
エドウィン=E=ランド博士によって
生み出されたその特殊なフィルム、
ポラライザー(偏向板) と
セルロイド(合成樹脂) との合体語である
“ポラロイド” 。その名を冠し
1937年に設立されたポラロイド社は
20世紀後半に様々な名機
ランドカメラシリーズを発売しました。
ポラロイドというと
1972年に発表された “SX-70” が
形状としては有名だけど…
本作の序盤でマックスの使用していたのは
1980年代を代表する機種 “SPILIT” 、
クロエがプレゼントしたのは “IMPULSE” を
それぞれモデルにした
ゲームオリジナルの機種だと推察されます。
ポラロイドフィルムは
写真の色相彩度が外気温に左右されやすく、
撮影後すぐに胸ポケットなどに閉まって
温めておくと全体の色味が文字通り
ホワホワした雰囲気の “暖色” で表現され、
逆に冬場に撮影して放っておくと
冷た気な印象の “寒色” で現像されるという
とてもユニークな代物❋
他にも様々な表現技法があり
実はレンズの精度も驚異的なレベルで、
レトロだけど “芸術学科” で写真を先行する
マックスにはうってつけのカメラと
いうわけですね))
ちなみにこの手のカメラから
写真が排出された後、マックスは写真を
パタパタと扇ぐアクションをしますが…
フィルム内の現像液が撮影した像を
綺麗に再現できなくなる
(現像液が均等に行き渡らなくなる) ので
これは現実世界ではタブー。
彼女はアレです。映画の演出などと同じで
あくまで僕らプレイヤーに
“きちんと撮影したよ” の伝達の意味で
フィルムパタパタポーズを
とってくれているだけで…本当はちゃんと
仕組みをわかっているのです。 多分。

“青い蝶” の写真は…
クロエが気に入ったので
お礼にプレゼントした❋
全然釣り合ってない気がするけど…
彼女はとても嬉しそうに
上着のポケットへ写真を突っ込んだ。
肌身離さず持ってるぜ、なんて))
お守りじゃないんだから☻✧
なんやかんやあったけれど…
すこしはクロエと打ち解けられたかな❋
と、おもっていたら
下の階から大きな声が!?
(クロエの部屋は2階にあります✧)
“•••うるさいぞ!クロエ!”
“だれか” がすごい剣幕で
階段を上がってくる。
とっさにクローゼットに
隠れるマックス。
もはや完全にニンジャである✧
せっかく楽しくやってたのに…
クロエが言ってた
“あたらしいお父さん” かな…!?
“ガチャッ” !!!

Σ[ Д ]ﻌﻌﻌﻌ⊙ ⊙

ΣΣΣ [‧̣̥̇◎Д◎ ]{•••!!!〕
あ、あの四角い顔…!
まちがいない。。。
学校警備員の “デイビッド” だ…!!!
ぶッとびだぜ…!
彼が…
クロエの “あたらしいお父さん” 。
マジかよ。地獄だ。
しかもせっかくクロエとまた
いい感じになってきたってのに、
ものすごく嫌なタイミングで
茶々入れに来るなんて、、、最悪だ。。
もう本当にキライだ、デイビッド。。。
[ ´ཫ`]✧
クロエが “マ◯ファナ” を吸ってたのは
デイビッドの言う通りだけど…!
でも…
ここは “ひとつ” …!
“ガラッ” 。

Σ[‧̣̥̇☉o☉]{!〕 クロエ。

ΣΣ[‧̣̥̇ʘ‿ʘ ]{!?〕 デイビッド!?

ΣΣ[‧̣̥̇ ᗨ ]ﻌﻌﻌﻌ⊙ ⊙{!!〕クロエ(笑)!!!?

YOU WIN★
舌戦を制したのはクロエであった✧
非常に痛いトコロを突かれ
哀愁漂う背中を向けて退室する
デイビッド。
マックスの顔が
なんとも良い味を出している(苦笑)。
…ふう。なにはともあれ
一難去ってよかった。。
“マリファ◯” は
さすがに現行犯だけど…
“ガレージ” の拳銃が一丁無くなってた
なーんてコトまで
クロエのせいにされるのは
いくらなんでも見てられないモンね✧
[๑•᷅ε •๑]))
あんなガサツそうなおじさんのコトだ、
そんなん…きっと
自分でどっかにやってしまったに
決まっている!
キミの仕業であるワケがない。
気にしなくていいからね、クロエ!

ん? どしたんだい??
急に可愛らしいポーズなんかして。
なにか見せてくれ…る…の?
••• “スチャッ” ✧

ΣΣΣΣ[‧̣̥̇ ꐦ Д ]ﻌﻌﻌﻌ⊙ ⊙✧
おのれ盗んでたんかーい(怒)!!!!

ꉂ[‧̣̥̇ಠᗨಠ ]{•••!!!〕
まぢか…(苦笑)…!!!
うーん、コレは…。。。
Σ[๑°x°๑]{!〕
“ブブーッ” !

オタク友達の “ウォーレン” から
メールが。
あの後ネイサンに
軽くボコボコにされたけれど、なんとか
コトなきは得たらしい。
[‧̣̥̇=_=]∧))
マックスを守ろうとして
ネイサンに歯向かったから…!
ごめんよ、ありがとうウォーレン。
また会えたら ちゃんとお礼を言うよ。
“デイビッドとクロエの喧嘩” のくだり…
あそこまで時間を巻き戻しても
いいけれど、、
なんか今日は色々ありすぎて…僕も
さすがにちょっと疲れてきたよ(苦笑)。
超能力もラクじゃないね))
クロエもマックスをどこかに
連れて行ってくれるってゆうし、
もうココはひとつ
時の流れに身を任せよう。。
₍₍\[´ω` ]/₎₎ ₍₍\[ ´]/₎₎ ₍₍\[ ´ω`]/₎₎~♪
クロエが連れてきてくれたのは…
町全体が見渡せる
“海岸沿いの公園” だった。
夕陽をバックに…コレがま〜た
白い灯台がとても綺麗な
Σ[ ≖ˇェˇ≖]{!〕
••• “灯台” •••???

あの “悪夢” …。
夢の中でみた景色と…おなじだって?
一体コレは…?


ꉂ[‧̣̥̇ Ŏ∀Ŏ]
“秘密のファイル” って…!
それこそ映画じゃないんだから…。

ネイサンは
クロエに何か “薬” を…?
しかも意識を失うような…。
おかげでクロエがネイサンを
“女子トイレ” で脅迫していた理由は
わかったけれど、
あのときの
ネイサンの挙動不審具合からして
まんざらデタラメってワケでも
なさそうだし。
それが本当だとしたら…、
一体学校で、
この町 “アルカディア•ベイ” で
なにが起こっているんだ…?

!!!?
突然の頭痛の後、暗転する世界。
この場所は…
“夢” の…続き…??

“鹿” ?✧

“鹿” !!!!!!!!✧✧

“鹿” !!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!✧✧✧

“どこかの港町” が…
あまりにも巨大な “竜巻” に
襲われるという
マックスが見た “夢” の詳細。
飛ばされてきた新聞の日付けによると
なんとそれは今から4日後の
未来の “アルカディア•ベイ” だった。
まさか、
まさかコレが現実に起こるって
ゆうのか•••!!!?
“ドガッ” !!
Σ[‧̣̥̇☉o☉ ]{!〕
しまった…また小舟が灯台に!マックス


か…間一髪…?
クロエがマックスを
起こしてくれなければ
あのまま…!?
……。
だ、大丈夫か、そんなコトないか。
いまのも “夢” なんだし。
•••いまは••• “まだ” •••。


!?

冷たっ…!? ₍₍ [°Д°`‧̣̥̇ ≡ ‧̣̥̇´°д°] ₎₎
なんだろ、今ほっぺがヒャッとしたぞ??
いったいなん…

[‧̣̥̇ ° Д°]₎₎ ••• “雪” ••• !!?

時節をはずした雪が…
穏当な港町に降り注ぐ。

町に住む人々は…

まだ知る由もなかった。

これが世界に入った亀裂であることに…

そして…

特異な能力を持ち得た少女と

その友人をめぐる…

冒険の幕開けであることに。

様々な人々の時間軸が織りなす、
数奇で精密な人生たちの交差点。
それはまるで精巧な写影機のように
像を導き、
やがては “真実” を写していく。
行く先に待つのは…光か、闇か。
物語は今、動き出す。
“運命” という
大きな歯車が、廻り出す。


つづく。⇝⇝⇝⇝