
2013年、10月9日。大変な1日を終えたマックスだったが、これはまだ序章に過ぎなかった。学園に蔓延る悪を討つべく、彼女とクロエは立ち上がる…

ケイトの騒動が起きた晩、
“女子寮” マックスの自室にて。
あれからマックスは
ケイトが乱心を起こした発端であろう
“ボルテックス•クラブ” の聞き込みを
行っていたものの…
ひとりではなかなか有力な手がかりや
情報が得られないでいた。
クラブのコトとなると
生徒たちは皆一様に口を噤(つぐ) む。
なにかやましいコトがあるのか…
それとも会合の主催者を
恐れているのか。
八方塞がり、四面楚歌。
彼女はただいま 机の上で
ふて寝中である。 [º﹃ º] z ZZ
“ネイサン=プレスコット” が
主催する “渦(うずまき)” の名を冠した
学内パーティサークル。
表向きは生徒の自主性を尊重し
勉学に対するガス抜きを目的とした
明るくサロン的な課外活動であると
喧伝されているが…
その実態は未だ謎のままだ。
正攻法ではラチがあかないか。。
“ブブーッ!!!!”

Σ[º﹃ º]{!?〕

“クロエ” からのメールだ。
なにやら用があるので
“校庭” で待っている、とのコト。OK★
校則で夜間外出は
禁止されているから…
コッソリ抜け出さないとね。
✧(( ԅ[¯w¯ԅ]

昨日の朝…
シャワーから戻ってきたら
書かれていた落書き。
部屋も荒らされていた。
つまり誰かが
部屋に侵入してきたというコトだ。
私物もいくつかなくなっていた。
[‧̣̥̇ ≖ˇェˇ≖]{•••〕
全寮制の学校なら当たり前?
いや…そんな理屈は通用しない。
女の子が失踪し、
拳銃を所持して
校内をうろつく人間がいて、
自殺を考えるにまで
至った生徒がいる。
なのに表層上はなにも変わらず
穏やかなまま、
いつもとおなじだなんて。。

ケイトが病院に搬送される際
伝言を預かり、
彼女の飼っていたウサギちゃんの
一時的なお世話を任されたマックス。
名前は “アリス” ✧
とりあえずニンジンをあげておこう。
お鼻がヒクヒクしていて可愛らしい♫
[๑´ㅂ`๑]ŧ‹”ŧ‹” ✧
コレは余談だけど…
自然界においてウサちゃんは
食物連鎖(カースト) の
ド底辺に位置する草食動物である。
大きなクリッとした目は周囲の
肉食動物への視認性を高める為に、
ピンと張った耳は
外的の気配をいち早く察知する為に
進化したものである。
跳躍力•逃走性能に特化した
モッチリした後肢もまた然り。
ウサちゃんはいつも
本能的に怯えている。
ひょっとしたら…今日が
人生最期の日になるのではないかと
もう毎日ドキドキしっぱなしで、
その緊張が “お鼻のヒクヒク” となって
表出化するという説がある。 マジか。
[๑´ㅂ`๑]ŧ‹”ŧ‹”

••• “ガチャッ” 。
よし、廊下には誰もいないぜ✧
抜き足•差し足•忍び足だ。。

ケイトの部屋だ。
立ち入り禁止になっている。
彼女は一応は命を取り留めたけれど…
もしあのとき少しでもマックスが
言葉の選択を誤っていたらと思うと。。
[‧̣̥̇ಠ_ಠ]
Σ[ •̅_•̅ ]{!〕
む? シャワー室に…誰か居る?

“ビクトリア” の…取り巻き女子B !
“テイラー” ってゆう名前なのか。
彼女に近しい人間ならば
なにかクラブの情報を
持っているかもしれないな…。
Σ[ ≖ˇェˇ≖]
ん。でもキミ、たしか2日前
教室の “ゴミ投げ事件” でケイトへ
紙くずを放り込んでいたよね?
面白半分に。

[ಠwಠ]✧ “責める”。

一回 凹(ヘコ)ませてから
時間を巻き戻す!!
からの…
今度は “責めない” で 彼女から
情報を引き出す(笑)! ٩[´ω`*]و✧

話せば…そこまで
悪い子でもなさそうだったな。
ケイトに対する嫌がらせに
加担しちゃってたのは事実だけど。
[ಠ_ಠ] ウーム
同調圧力、
マウンティング、
スクールカースト。
あまつさえ
その上下関係を構成している
実態なき規範でさえ。
みんな結局…正体のない
なにか大きなウネリみたいなものに
身を任せているだけなのかも
しれないね。
そして…ほぅ✧
“ビクトリア” は 今 留守か。

[ ≖ˇェˇ≖]✧
••• “ガチャッ” 。

不法侵入フレンズの仲間入りである。
°˖✧◝[⁰▿⁰]◜✧˖°
大丈夫!まかせて❋
最後にちゃんと時間を巻き戻すから!
╭[ ・ㅂ・]و ̑̑ ✧
痕跡な〜んて一切残さないんだから!
╭[ ・ㅂ・]و ̑̑ ✧✧✧

パソコンをチェック! [‧̣̥̇✧Д✧]₎₎ハァハァ

引き出しをチェック!!! [‧̣̥̇✧Д✧]₎₎ハァハァ
左に “ビクトリア” が写っている。
酒池肉林ッて感じのパーティ風景だ。

色々物色してわかったのは
やはりケイトの動画を撮影して
拡散したのは
“ビクトリア” だったってコト。
仮に いずれ警察関係に
バレるかもしれないと
恐れたのだとしたら…権力のある
“ネイサン” の元に相談にでも
行ったのだろうか?
あのアマ、
まぢロクなもんじゃないぜ。。。
まあいい。
とりあえず “クロエ” の元へ向かおう。

“校庭” に到着✧
Σ[ʘ‿ʘ]あれ? だれも居な…

ΣΣΣ[‧̣̥̇ ◎ᗨ◎]{!!!!?〕

“クロエ” 登場✧
ꉂ[‧̣̥̇ಠ▃ಠ ]{•••!!〕
うおぉ〜、もう脅かさないでくれよぅ。
小学生かよぅ。
にしても “カウンセラー” ?
なんか逆にごめん(笑)❋
日中学校でおきた
ケイトの騒動の話をするマックス。
クロエは
マックスのチカラまじハンパない と
大絶賛!

だね。 ꉂ٩[*ÒωÓ*]و✧

やはりマックスは
“レイチェル=アンバー” の失踪にこそ
町や学校に暗い影を落としている
元凶を探る糸口があると
にらんでいる様子。
彼女の失踪も
今回のケイトの事件も
“ボルテックス•クラブ” の黒い噂も、
すべてはつながっている。
裏で何者かが手を引いているかも…と。
それがネイサンなのか、
はたまた別の人物なのか。
ふいに…クロエが “本音” を漏らす。

急に連絡がなくなってから
半年間だもんね。
たしかにその可能性は
あるかもしれない。
でも、
彼女はまだ生きてどこかに監禁されて
いるのかもしれない。
あたりまえかもだけれど、
未来のコトだけは…
本当に誰にもわからないんだ。
だから 善は急げ。早く取り掛かろう。

“共通の人物” …か。
[。•ˇзˇ•。]))
“ネイサン=プレスコット” にせよ
“デイビッド=マドセン” にせよ、
学校関係者であるという括りになるね。
そういう意味では
“ネイサンの拳銃所持” を告白した際に
ふと思ったんだけど…僕は
校長先生にもなにかやましい部分が
あるのかもしれないと感じているぜ✎))
想像だけではラチがあかない。
学校内を調べるコトが
出来ればいいのに…
Σ[๑°3°๑]{!〕
ん?いまクロエの手の中で
なにかキラリと光ったぞ。
キミ、なに持ってんだい?

“やるっきゃない” 、、か。
うん✧ すげ〜アホッぽいけど
なんかそれいいね(笑)❋
ばりばり行動派、情熱系娘のクロエ。
キミを見てるとこんな状況でも
なんだか元気が湧いてくるよ))
ありがとうね♫
がんばろうね★
✧٩[´ω`*] ✧٩[´ω`*]
〔!}Σ٩[´ω` ] 〔!}Σ٩[´ω` ]
ん。男女の “話し声” が聞こえる…??
こんな時間に!? エロ…
あやしい!隠れて様子を探ろう✧
••• “ササッ” !!

“ジェファソン先生” と…
“ビクトリア” ?

Σ[ ꐦಠ益ಠ]و ̑̑ ✧
ヴィクトリアあぁぁぁぁぁぁぁぁぁ…!
不安そうに
二人を見つめるマックスと…

ニタニタするクロエ(笑)✧
キャラたってるなー))

フラれた…か(笑)✧
さすが男前なジェファソン先生。
スカしたティーンエイジャーの
色仕掛けなんか
彼には通用しないってね))
少しは自分を省り見なさい、
ビクトリア。

いろいろと
御愁傷様なビクトリアを横目に
マックスとクロエは
真夜中の校舎に潜入✧
めざすは “校長室” だ! ⊂[‘ω’⊂ ])) ≡3
••• “ガチャッ” 。

夜の校舎は雰囲気満点。
とりあえず一目散に “校長室” へ✧

“くせに” って(笑)。

“なにを” だい? クロエ(苦笑)。

興味深い発言連発のクロエを横目に
マックスもドアの解錠を手伝うコトに。
なにやらウォーレンにメールすると…
“いくつかの材料” を教えてもらう✧
夜の学校で…まるで宝探しみたい))
なんか楽しそうだねマックス★
一体なにをする気かはわからないけど
僕にも手伝わせておくれよ。
⁽⁽◝[ •௰• ]◜⁾⁾≡₍₍◞[ •௰• ]◟₎₎
••• “コソコソッ” 。

Σ[‧̣̥̇ಠ▃ಠ]{!〕ビクッ。
お…おっと。
なんだ、昨日来た科学科の教室か。
まるでホラー映画だね(苦笑)♫

昼間のテストの結果に
“トドメの一筆” ★ ✧ꉂ[๑>•̀๑]
校舎を歩き回っていたら…
どうやら “材料” は集まったらしい))
クロエの元に戻ってきたマックス。


Σ[‧̣̥̇๑°ㅁ°๑ ]{!〕
な…なんだい? “ソレ” (笑)✧

“ドッカーン” ?
“火” ??
そしてこのクロエの
ニヤつき具合は…!!?
Σ[‧̣̥̇๑°ᗨ°๑ ]{•••!!!〕
ま、まさか

“ボンッ!!!!!”
“ジリリリリリリリリリリッ!!!”
けたたましい “防犯ベル” の音が
校舎中に鳴り響く!
緊急事態のアラームも鳴り始めた!
Σ[‧̣̥̇ ᗨ ]ﻌﻌﻌﻌ⊙ ⊙
てゆうかマックス!
キミ “爆弾” つくってたのか!!!!?
不良街道まっしぐら…(笑)!
仕舞いには盗んだバイクで
走り出したりしないでくれよ✧
とにかく今はこの状況を
なんとかしなきゃ!

昨日のクロエとの “実験(あそび)” で
判明したチカラの特性を
うまく応用すれば…!
“ジリリリリリリリリリリッ•••”
“ピタッ” 。

企業秘密だぜ、クロエ。 ꉂ[=w=]b✧

ようやっと “校長室” に潜入✧
さーて手がかり手がかり。

クロエは机を調べるコトに。
マックス、僕らは戸棚や
引き出しのファイルなんかを
見回してみよう))
••• “ガサゴソッ” 。

生徒名簿 “レイチェル=アンバー”

生徒名簿 “ネイサン=プレスコット”

生徒名簿 “ビクトリア=チェイス”

生徒名簿 “ケイト=マーシュ”

生徒名簿 “ウォーレン=グラハム”

生徒名簿
“マクシーン=コールフィールド”

退学処分 “クロエ=プライス”
なにがあった(笑)。
生徒名簿には特に問題点ナシ…か。
気になったコトといえば、
やたら “ネイサン” のファイルだけ
清廉潔白な記述が目立っていたという
コトくらい。
あんな嫌なヤツなのに
経歴に傷ひとつないなんて…?
いっそさっきみたく “手直し” して
やろうかね))
ꉂ[‧̣̥̇ ≖ˇwˇ≖]✎✧
“マックス、見てみろよ”
Σ[ •̵̑ ε •̵̑ ]✎{!〕
校長のパソコンを触っていた
クロエが呼んでいる。いってみよう))
“カチャ カチャ カチャ•••”

やはり校長は
ネイサンの個人情報を
改ざんしていたか…!
[ ≖ˇェˇ≖]✧
とはいえ
警察組織にも影響力があるという噂の
ネイサンの家の事情もあるし、
ここまではある程度
予測できていたコト。
ほかになにか新情報は…?

? ”ネイサンの描いた絵” 。
ケイトも自室で塞ぎ込んでいたとき
すっかり画風が
変わってしまっていたけれど
この絵は一体…?
端に文字みたいなものも
書かれている。
クロエ、キミはどうおもう?

“くらい部屋” ?
昨日ケイトは…どこか
“やたら白くて明るい部屋” へと
ネイサンに連れて行かれたってゆう
話をしてくれたけれど。
なにか関係が…?

いつになく マジなトーンのクロエ。
なんだか真相に
グッと近づいてきたぞ。
ココからが本番って感じだね。
よし!気を引き締めて…

クロエ〜(笑)✧?

クロエぇぇ〜(笑)!!!!!

マックスの呆れ顔が秀逸(苦笑)✧
クロエの見解はさておき
どうやら校長はネイサンの家…
“プレスコット家” から裏金を渡されて
ネイサンを擁護していたようだ。
2日前、拳銃を所持していたという
マックスからの告発を
受けたにも関わらず
渋い態度をとっていたのは…
そういう経緯があったのか。
[•́ × •̀]))
ついでに “フランク=パワーズ” 。
昨日 “廃品置き場” で
ナイフを出してきたあの売人は
クロエいわく…
レイチェルのブレスレットを
していたとのコト。
レイチェルが本当に
薬物所持をしていたかは
まだ分からないけれど、
彼女もまた
フランクとなにかしらの接点があった
可能性が浮上してきたぞ。
たしかに このお金があれば
色々と有利に立ち回れるのは
間違いないと思うけれど…。
さーて、どうするか。。[๑• ̀ω•́๑]
僕は
“お金を•••”
“盗む” !✧
や…やむを得ん…!
コレも事件解決のためだ。
喜んで手を汚そう✧
[‧̣̥̇ ´༎ຶw༎ຶ`]∧)) {•••!!!〕

“散財” て(笑)✧
ふふ…
目がキラキラしているよ? クロエ❋
[ ੭ꠥ⁾⁾ ´ ཫ `]੭ꠥ⁾⁾ ✧
ポートランドはオレゴン州の都市。
クロエのクルマに乗って…
目的は決めないで、夜明けに出発して。
途中でコンビニなんかに
ぶらぶら寄ったりして。
ちょっぴり楽しそうだ♫
マックスも まんざらではないみたい))
先に “校長室” から出るクロエ。
一応見落としがないか
もうひと回りするマックス。
ここに来て…いよいよ
学校警備主任にしてクロエの義父、
“デイビッド=マドセン” も
あやしくなってきたな。
[ ≖ˇェˇ≖]))
部屋を出ると…またもクロエが
“ニコニコしながらかわいいポーズ” で
マックスを待ち伏せしていた。
Σ[‧̣̥̇๑´ᴗ`๑]
あれ。
こ この流れ、前にもどこかで…?

まーた 手に何か持っているね(笑)✧

“青色” に、かな。
マックスも乗っちゃったよ!
°˖✧◝[⁰▿⁰]◜✧˖°
イエ〜イ、もうどーにでもなれ〜い♫
••• “ガチャッ” 。

✧[‧̣̥̇ ° Д°] ハァハァ•••!!!
ち、ちがう。
べつにちがいます。
“ネイサンのロッカー” に
用があったんですよ?コッチは。
✧[‧̣̥̇ ° Д°] ハァハァ•••!!!
ホラ、その。
なにかやましいモノが
入っているかもしれないじゃ
ないですか。
ね???
捜査のためなんですよ。
ですから、ちがいます。 ね?
✧[‧̣̥̇ ° Д°] ハァハァ•••!!!
••• “ガチャッ” 。

マイナートランキライザー
(精神安定剤) の類を発見。
ケイトやクロエが盛られたクスリとは
コレのコトだろうか?
しかし乱心するほどの効果は…。

更衣室を抜けて “プール” へ))
クロエが一足早く水遊びをしている♫

ꉂ[๑´ᴗ`๑]
さーて、ライトライト。
スイッチはどこかな?

Σ[ ❝̆ ·̫̮ ❝̆ ]{!〕 あった。コレか!
“カチャン” !

Σ[ʘ‿ʘ]✧
脱ぐの早いなクロエ(笑)!
“とうっ!”
“バチャ〜ンッ” !

ε=ε=ε=ε=ε=ε=┌[* Ŏ∀Ŏ]┘✧
おりゃあああああああああああああ!
“ドッボォォ〜ン!!!”

ジョーズのテーマを
口ずさむクロエ(笑)。ホント小学生か!
✧ ꉂ [˃̶᷄‧̫ ˂̶᷅๑ ]

なかよしか✧

すべての事件はつながっている。
はじめはただの思いつきだったけれど
“校長室” で様々な情報を
手に入れてから…少しずつその予想は
確信めいたものに変わりつつあった。
“たまに見る予知夢だって、多分そう”
“きっとマックスが
手に入れたチカラも
なにか理由があるんだよ”
“ぜんぶつながっているんじゃないか”
そう語りかけるクロエ。

“昔の親友” 、
もうそんな言葉では
追いつかないくらい…同時に
マックスの中でクロエは
大切な存在になりつつあった。
僕も、すこしうらやましく思うよ。
たしかに
破天荒な部分も目立つクロエだけど…
彼女が近くにいると
マックスの世界は前進していく。
ちゃんと言いたいコトを言い合えて、
したいコトをし合える。
他人を全力で応援できるのが
彼女の良いトコロだとばかり
思っていた僕だけど…それ以上に
クロエといる時のマックスは、
マックスがなりたいマックスに
なれている気がする。
それって
メチャメチャ素晴らしいコトだと
僕は思う。
“出会いは奇跡” なんて言葉が
あるけれど、
そんな人間に…残りの人生で
僕は出逢えるのだろうか。

ガールズトーク始まっちゃったか(笑)✧
ここは二人だけのハナシ))
時間をスッ飛ばしましょう❋

₍₍\[´ω` ]/₎₎ ₍₍\[ ´]/₎₎ ₍₍\[ ´ω`]/₎₎~♪
クロエの
悪ノリ発案の “プール” だったけど…))
良いものだね♫
また来ようぜ、
今度はレイチェルも一緒にさ❋

“ガチャッ” 。
Σ[‧̣̥̇☉o☉]{!〕Σ[‧̣̥̇☉v☉]{!〕
しまった!ライトをつけてたから…
警備員が巡回しにきたぞ!!?
クロエ、早く元来た道を戻ろう!
反対方向の更衣室の方から出…

! “デイビッド”

紙一重で
見つからずには済んだけれど…まずい、
なんとか警備の目を
かいくぐりながら
ココを脱出しないと。。
ꉂ[‧̣̥̇ ≖ˇwˇ≖]{•••!!〕
いいだろう。
デイビッド。おまえさんは
眠れる蛇を起こしまったようだ。
むかし “メタルギアソリッド” を
遊び倒していたコトが
こんなトコロで役に立つとは…!
伝説の傭兵と謳われた
僕の “スニーキング” っぷり、
見せてやるぜ!!!吠え面かくなよ!
さあ、かかってこい!!!
[ ◎Д◎] < ▂▅▇▓▒░░◉
(※注 … 別に上手く隠れて進むコトは
このイベントには
全然関係ありません。
マックスの能力もありますし。
むしろどこかに身を隠した
クロエを発見し、話しかけて
彼女と合流しないとゲームは
一向に先に進みません。
中年オヤジと不毛な
ランデブーをしていたいならば
いつまでも勝手にやってろッて
カンジですが、
“かくれんぼ” は ほどほどに
しときましょう。)

逃✧
ε=ε=ε=ε=ε=ε=┌[; ̄◇ ̄]┘
“プール” から “女子寮” の自室に
戻りたいマックスだったが…ガッデム。
またも警備員に行く手を阻まれる!
このままじゃマズイか…。

話の流れで
今夜は “プライス家” に泊まるコトに✧
なるほど…!
いっそ警備主任の自宅に✧
灯台下暗し作戦か!
ノッたぜクロエ。早く行こう!
╭[ ・ㅂ・]و ̑̑ ✧

“ブロロロロロ•••”!
••• “チュン チュン”

翌朝。
クロエの部屋にて。

“日常ヒーローコンテストもあるしなぁ”
とマックス。
締切はどうやら今日中。
課題提出の話題となると
相変わらず彼女は不安そうだ。
いくら超能力で
時間を巻き戻せるようになっても…
自分の決断には自信が持てないまま。
いっそ予知能力があったら良いのに。
そんなマックスに
クロエは一言添える。

“未来を変えていく勇気があれば十分”
“未来” は
あっとゆう間に “今” になる。
そしてすべてはやがて “過去” になる。
ならばせめてと…思い出の一枚として
クロエとマックスは
一緒に写真を撮った))
まるで この瞬間の
時間と空間を
切り取るように。

“カシャ” ✧
さーて…! いい加減起きなきゃね))
°˖✧◝[⁰▿⁰]◜✧˖°
クロエの家にお邪魔したのは
予定外だったけれど
昨日の “校長室” で見たファイル。
“デイビッド” が
なんらかの情報を収集していた疑惑の
調査に当たらないと。
以前クロエから聞いた話では、
どうやら “デイビッド” は
自宅の “ガレージ” を私室としても
使っているらしい。
たしかに2日前訪れたときも
鍵のかかったロッカーやら
パソコンやらが
ズラリと置いてあった気がする。
“ガレージ” に行ってみよう。

お)) サンキュー、クロエ♫ ٩[´ω`*]و✧

…く…黒い。
全体的に(笑)✧ :[´◦ω◦`]:

わかった))
わかったよ、クロエ✧ ꉂ[‧̣̥̇^皿^ ]
••• “ガサゴソッ” 。

うん✧
タトゥーとピアスは足さないけれど、
なかなか似合ってるじゃない))
マックス★
◟[๑´ᴗ`๑]◞
ひと足お先に1階に降りてるよー、
クロエ✧
Σ[๑oᴗo๑]{!〕
“ブブーッ” !

ケイトから
やや熱量高めのメールが✧
どうやら意識を取り戻したらしい。
今は “町外れの病院” で
安静にしているとのコト。
僕の方こそ…昨日は本当に良かったよ))
おちついたら
必ずお見舞いに行くからね。
Σ[‧̣̥̇′•з•`]{!〕
下の階に降りると、だれかいる!?
まさかデイビッドが帰宅して…。
Σ[✪∀✪]{♡〕
む。 いや、ちがうな。
このキッチンから漂う
美味しそうな香りと
あのポニーテールは…✧

やっぱりクロエのおばさんだった❋
そうか…いまの反応。
きっとレイチェルもよくクロエの家に
遊びに来ていたんだね))
おばさんは今朝もマックスに
朝ごはんを振舞ってくれるみたい♫
うへへ、ゴチになります!
[•ڡ•]∧))✧
“人生は、選択の連続だ”。
今日の気分は…☻

お手伝いしがてら、
すこし世間話でも♫

しょっちゅうケンカしてるけれど、
おばさんは本当にクロエのコトが
大切なんだね。
“なにがあっても友達を守る” 。
その想いに
僕はどこまで応えられるだろうか。

あまり
良い思い出のない気がする
“プライス家” の電話。
5年前、クロエの本当のお父さん…
“ウィリアムおじさん” は、
仕事帰りのおばさんからかかってきた
電話の受話器を取って
クロエの大好きな青色の車に乗って
外へ出た。
そして…交通事故に遭って…
もう二度と戻らなかった。

町の新聞には昨日の気象情報の記事が。
“季節外れの雪” に、突然の “日食” 。
ウォーレンの言葉じゃないけれど
最近は本当に
ディストピア(暗黒郷) みたいだ。
なにか日増しに…
この田舎町 “アルカディア•ベイ” が
よくない方向へと
誘われている感じさえするよ。
Σ[* Ŏ∀Ŏ]{!〕
なんてムズかしいコトを考えるのは
一旦中止✧
席についたら…ちょうどおばさんが
ステキな一皿を運んできてくれた♫
ありがとうございます!
[•ڡ•]∧))✧
さあさあ!
アツアツのうちに いただきましょう!

ŧ‹”ŧ‹” [ °༥° ] ŧ‹”ŧ‹”

ŧ‹”ŧ‹” [ °༥° ] ŧ‹”ŧ‹”

クロエ合流✧
マックスにこっそり耳打ちする))
“あたしがママを引きつけてるウチに
はやくガレージを探ってきて!”
ꉂ[๑´ᴗ`๑]
クロエのおばさんだったら
そんな小細工しなくても事情を話せば
オープンに調べさせてくれるような
気もするけれど…OK OK))
いってきます★
おばさん、
朝ごはんごちそうさまでした♫
[๑´ᴗ`๑]∧))✧
“ガチャッ” 。

パソコンのパスワードばっかりは
“時間を巻き戻すチカラ” じゃ
どうにもならないか))
さすがにデイビッドの誕生日!みたいな
安直な数字ではなさそうだけど…
彼の性格上、そこまで捻ったモノでも
ない気がする。
よし、手掛かりを探そう✧

“南京錠の数字” に

“学校警備員の証明書” 。 ほかには…

う〜ん、、、意外とあるな(苦笑)。
ꉂ[‧̣̥̇^皿^]ゞ✧
さてさて、どれが “正解” か…!
“カチャ カチャ カチャ•••”
“カチッ” !

! ビンゴ! “コレ” だったのか✧
マックスはキメ顔でドヤッているけど…
ほんとは候補を全部
試しただけなのである(笑)。

“ガチャッ” 。
“ガレージ” にあった
デイビッドのパソコン内には…
彼が目を付けた生徒の
赤裸々な個人情報が
ビッシリと記述されていた。
学校の生徒名簿のデータはもちろん
交友関係、生活態度、バイト先、
プライベートのローテーションまで。
それらに付随する形で
盗撮写真や
デイビッド自身の考察や雑記。
さすがにちょっと気味が悪い。
一体なんだってこんなモノを…?
直近のモノでは
ケイトやマックスの記録。
そして…失踪する前の
“レイチェル=アンバー” の記録も。
彼女は成績優秀な演劇科の生徒で
父親は元検事。
ネイサンの主催する
“ボルテックス•クラブ” の
常連メンバーでもあったらしい。
あくまでデイビッドの推理だけど
“レイチェル=アンバー” は
件の町の売人である
“フランク=パワーズ” と
交際していた可能性があるとも
示唆されている。
“校長室” のファイルにあった
彼女に薬物所持の疑いが…という話は
ココに符合してくるのか。
…と、いうコトは
彼女のブレスレットを
フランクがしていたのは
そういう理由で…?
しかも、どうやらクロエには
それを知らせずに…?
まだ疑惑の段階ではあるけれど、
こんな話をするのは気が重いなぁ。。
“おーい、帰ったぞ”
“ガチャッ” 。

Σ[ ☉_☉]{!〕 この声は…!

デイビッド! 帰ってきたのか。
着替えておいて良かったー))
なにかと鼻が効く彼のコト。
間違いなく一発で
塩素の匂いのするマックスと
昨晩のプールの一件とを
関連付けてたぞ。
:[´◦ω◦`]:ガクブル

Σ [。´✷ฺЗ✷ฺ]・;゙. グサッ!!!

前もそうだったけど…
クロエって結構的確なポイントを
エグッてくるよね(笑)。 いてて✧
さて、選択のお時間だぜ))
[ ˊ̱ᴗˋ̱ ]))デイビッドを擁護すれば…あるいは
話の流れで “ガレージ” にあった
彼の秘密情報の内実について
もう少し冷静な詳細が
得られるかもしれない。
クロエにつけば…
いままで何かと散々因縁をつけられて
溜まってきたヘイトを
一気に解消できそうだ。
僕は•••
“クロエに味方する” !!!!
退役軍人だろうとなんだろうと…
今までの傍若無人な態度にゃあ
こちとら
愛想が尽きてんだ! [ ꐦಠ益ಠ]و ̑̑ ✧
積年の鬱憤(うっぷん)、
まとめて晴らさせてもらうぜ
デイビッド!!
¤◟[ `⌂ོ´ ]◞¤
喰らえぇぇぇぇぇい!!!!!!!!
✧[ ◎Д◎] < ▂▅▇▓▒░░◉

まさかのおばさん加勢!✧ Σ [◎∀◎]
うひょ〜いいぞ、やっちまえ(笑)!!!

°˖✧◝[⁰▿⁰]◜✧˖°
うわ〜スッキリした❋
理屈にゃあ
まったく合ってない選択だけど…
たまにはこーゆう展開も
ないとね(笑)✧
|ω・`] チラッ
ただ、おばさんとデイビッドが
思ってたより険悪な感じに
なっちゃったのは予想外だったな。
デイビッドの性格からして
再婚後には二人にしかわからないコトも
色々とあったって感じなんだろうか。
そこまで波風を立てたかったワケじゃ
なかったんだけど…。
それに、この様子じゃ
とてもじゃないけど
“レイチェル=アンバー” の話を
聞くのも無理そうだ。
時間を戻…
[ ≖ˇェˇ≖]ノ✧
•••さない(笑)。
いい薬だぜ、デイビッド♫
観念したまえ✧
ꉂ[*ó∀ò*]

必要最低限の情報はいただいた✎))
あとは若い2人に
足で調査してもらいましょう★
そんなに大きくはない田舎町。
やってやれんコトはない!がんばろう。
(([ง’ω’]و=͟͟͞͞ ง’ω’]ڡ≡✧

感動(笑)✧
さあ、出発しようクロエ。
いまは町の売人
“フランク=バワーズ” の調査だ!
“ブロロロロロ•••” !

“フランク” を捜索中、
デイビッドから仕入れた
“レイチェル=アンバー” の新情報を
伝えるマックスだったが
案の定…クロエは そんな話は
レイチェルから聞いていないと
話題を一蹴。
“ダイナー” の駐車場に停めてあった
彼の “キャンピングカー” を発見すると
2人は車に近付いた。
どうやら車内を調べようという
つもりのようだ。
フランクは “ダイナー” で
ごはんを食べている…。今がチャンス✧
╭[ ・ㅂ・]و ̑̑ ✧

“ガチャッ” 。
Σ[‧̣̥̇๑•᷅ε •๑ ]{!〕
おっと。鍵がかかっている。しかも
中からは “犬の唸り声” が聞こえる。
かなり獰猛そうだ。
こんな田舎町で用心深い…のは、
まあ無理もないか。
彼の扱っている商品のコトを考えれば。
どうする?クロエ☻))

SF設定って こんがらがるよね(笑)✧
安心してくれ、
僕もそうだから)) [ ◜◡◝ ]

二手に分かれて行動するコトに。
マックスは “フランク” から鍵を回収し
クロエはドアを開けた途端に
飛び出してくるであろう “犬” 対策に
なにか気をそらせるモノを探す))
[ ๑˃̵ᴗ˂̵]و ✧
いよっしゃ、まかせとき!
ふふ…いいかいマックス?
大人の僕が教えてあげよう。
こーゆう交渉事ッてのは
最初の印象が肝心なんだ✧
=͟͟͞͞[ ‘ω’ =͟͟͞͞[ ‘ω’ =͟͟͞͞]=✧
威勢良く店内に入って
問答無用にフランクへ近付き…
机を手でバーン!
あとは目を丸くしてビビってる相手に
ストレートに要求を突きつける!
これでもうチョチョイのパーさ♫
ꉂ[ ・᷄ὢ・᷅ ]b✧
“キイッ”
“チリン チリーン”

“バーン”!
✧[ ー`дー´] キリッ

もちろん 失敗しました。
✧|||||||||| [。 。 ] ||||||||||
さーて、
どうやって彼のポケットに入ってる鍵を
拝借しますかね(笑)。
さすがに相手は大の男、
腕ずくってワケにはいかない。
マックスのチカラの特性を使えば…
一瞬でもテーブルの上に
フランクが鍵を置いてくれさえすれば
問題は片付くんだけれど✎))
Σ[‧̣̥̇ ☉_☉]{!〕
む。。おぬし…!なぜココにいる!!!!!?

“ネイサン=プレスコット” …!
[‧̣̥̇꒪⌓꒪]{•••!!〕ま…まあ、彼も朝ごはんは食べるか))
停学にさせちゃった昨日の今日で
若干気まずくはあるけれど。
いくら狂犬じみた彼でも…
さすがに他の人が見てる前で
マックスに拳銃を向けたりは
しないでしょう。多分✧
Σ[ ≖ˇェˇ≖]{!〕
…まてよ?
ネイサンは “ボルテックス•クラブ” の
主催者で…
デイビッドのファイルによれば
“レイチェル=アンバー” は
クラブの常連メンバーだったって話。
同様にまだ仮定の段階だけれど
“レイチェル=アンバー” とフランクは
交際していた可能性がある。
“ネイサン” から “レイチェル” の
なんらかの情報を引き出せれば、
フランクに一泡ふかせるコトも
できるかもしれないな…!



“おすわり” だ!
フランク♫ [ ° ꈊ °]ノ✧

なんとか “フランクの車の鍵” をゲット !
さあ、クロエの元に戻ろう✧
“キイッ”
“チリン チリーン”

“骨” (笑)✧
“ガチャッ” 。

“バァン” !
ドアを開けた瞬間、
勢い良くフランクの犬が
飛び出してきた! くらえぃ!

フランクの “キャンピングカー” に
潜入成功✧
“ボルテックス•クラブ” に蔓延る
よくない噂、
“ネイサン=プレスコット” が
たびたび使用するという
“薬” の出所先、
そして “レイチェル=アンバー” との
逢引。
さまざまな憶測が
フランクとは関連づけられるけれど…
失踪する直前まで
レイチェルと接点のあった人物である
というコトだけは
デイビッドの調査ではっきりしている))
彼女の手がかりを探してみよう))

例によって
クロエはフランクのパソコンを、
マックスは車内の捜索に
それぞれあたる))
さーて、鬼が出るか蛇が出るか。
気を引きしめていこうぜ…!
[‧̣̥̇๑و•̀ω•́]و{•••!!〕

こんなときにも
ユーモアを忘れないクロエ(笑)♫
なんかホッとするね))
Σ[ ≖ˇェˇ≖]{!•••〕
••• “カチャッ” 。

“フランクの手帳” をゲット!
売人らしく… “誰に何を売ったのか” は
独自の暗号的な記述がされており
現時点では解読不可能ではあるけれど
彼の “顧客” は町の至るところ、
一般人はもとより警察や病院、
学校関係にまで及んでいるようだ。
前にクロエが
マックスの学校のアメフト部でも
ドラッグが流行したコトがある、なんて
話していたけど…
アレはマジだったのかな。 ꉂ[ ❝̆ ·̫̮ ❝̆‧̣̥̇]
そして…ん。
こっちの “手紙” は… Σ[ ☉_☉]{!〕

₍₍ [°Д°`‧̣̥̇ ≡ ‧̣̥̇´°д°] ₎₎{•••!!!!〕
つ、ついに…!
動かぬ証拠を発見してしまった。。
“レイチェル=アンバー” は
フランクと交際していた。
と…なると…。 痴情のもつれで
フランクがレイチェルを監禁した?
それとも…。
いや、まだ結論が出せるほど
情報は出揃ってはいない。
少なくとも
彼がレイチェルのブレスレットを
していたのは…両者の間柄が
そうゆう関係だったから
というコトくらいか。
|||||||||| [。 。 ] ||||||||||
はあ…!クロエになんて言おう…。

何見てるの(苦笑)?

おたのしみのところ
たいへんもうしあげにくいのですが…


“バァンッ” !
激昂して “キャンピングカー” から
飛び出しクルマに飛び乗るクロエ。
マックスも彼女を追う。
まったく、わがままなんだから…!
ε=ε=ε=ε=ε=ε=┌[; ̄◇ ̄]┘
“ガオンッ” !!

クロエ…。 [ ˘•ω•˘ ]

………。

“ブロロロロロ•••” ! !
学校まで送り届けてくれたものの…
車内の空気は沈黙を保ったまま。
マックスは何も言えずクルマから降り
クロエは何も言わずに走り去った。

ケンカは別にいい。
人間同士なら
歪み合うのも仲良くするのも
時の流れというもの。
不思議なものだけれど…自分の心に
自分自身がダマされて
なかなか冷静になれない時だってある。
でも、それが “友達” ならば
きちんと仲直りしないと。
そんなに難しいコトなんかじゃない。
ただお互いに “せーの” で
相手を許して、
自分も許せばいい。
それだけのコトさ。
まるで人間湯沸かし機みたいな
クロエのコトだから、
今はものすごく憤慨していても
明日にはケロッとした風を装って…
でも少しだけ気まずそうに
またいつも通りに
話しかけてくれるだろう))
クロエのどうにもならない人生のコトで
つい友達に八つ当たり
しちゃっただけってのは、
ちゃんとマックスもわかってる。
でも…

“本当に幸せなあの子を見たのは、
この日が最後” 。
今朝の食卓で、
クロエのおばさんが遠い目をしながら
口にしていた言葉が…
いつまでもマックスの頭で
反響していた。

“•••フッ”
ΣΣΣ [‧̣̥̇ಠ▃ಠ ]{!!!!?〕

な…!?なんだ? “今の” は…!!!!!!!!?
マックスがおばさんから貰った
昔の自分とクロエが写っている写真を
眺めていたら…一瞬
世界が歪んだ? 気がする…????
も、
もう一回やってみようか…な?
ゆっくりと…!
写真の像を力強く見つめるように
集中しながら焦点を合わせて…。



ΣΣΣΣ[‧̣̥̇ Д ]ﻌﻌﻌﻌ⊙ ⊙{!!!!!!!!!!!!!!?〕✧

こ…ここは、クロエの?
“プライス家” だ。間違いない。
ついさっきまで
学校の “女子寮” の自室にいたのに。。
まさかマックスに
瞬間移動能力も追加されたのか!?
ΣΣΣ[‧̣̥̇ ◎Д◎]
でも…少し様子がちがう気が…。

[๑°ㅁ°๑]{•••!!!!〕
あの “写真” …!
13歳のマックス、14歳のクロエ。
たしか撮影者はクロエのおじさんで…
場所は “プライス家” のリビング。
そこに今マックスが居る。
というコトは…
Σ[‧̣̥̇ಠ_ಠ]{•••!!〕
そんな。いくらなんでも
そんなバカげたコトが…。
でもそれしか考えられない。
多分ココは “あの写真の中” なんだ…!
時間と空間を切り取るように
フィルムの中に記憶(セーブ) するのが
写真ならば…
あのときの記録(メモリー) の世界に
マックスの意識が入り込んだ…?
こ、こんなコトが…!
₍₍ [°Д°`‧̣̥̇ ≡ ‧̣̥̇´°д°] ₎₎
一応家の中は当時のままでは
あるみたいだけれど
まるで空間が “はつられた” 様に
この1階以外の空間には
行けなくなっている。
窓の外も玄関のドアの方向も…
そこにはただ真っ白く光る
空間と壁があるだけだ。
マックスが “その先” に進むコトは
できなくなっている。

リビングの電話が鳴って、
受話器を取った
クロエの本当のお父さん…!
“ウィリアムおじさん” は光の外へ。
Σ[๑°ㅁ°๑]
まてよ!たしか おじさんは
このあと 車の運転中に事故に遭って…
ダメだ!いかないで!

間に合わなかった…!
あの惨劇は、歴史は繰り返すのか。
˚‧º·[˚ ˃̣̣̥᷄⌓︎˂̣̣̥᷅ ]‧º·˚
Σ[‧̣̥̇ ☉_☉]{!〕 …もしかして…!!?

やっぱり…!今の状態でも
マックスのチカラはつかえる…!
“時間を巻き戻せる” 。
てコトはつまり…?
もしかしたら…!!!!!!?

“未来” を•••変えられる!!!?
“チャリッ” 。

クロエのおじさんは
車の運転中に事故に遭ったという
話だった。
ならば
彼がカギを見つける前に
僕らがカギを隠してしまえば…!!!?
どうなる!?

ΣΣΣ[‧̣̥̇ ◎ᗨ◎]و ̑̑ ✧{!〕
や•••やった!!!!!!!!?
“自家用車でおばさんを迎えに行く”
から
“バスでおばさんを迎えに行く”
に、おじさんの行動の選択が
変わったぞ!?
こ…これはもしかしたら…!?
本当の本当に…!!!!!!!!!!



Σ[‧̣̥̇ ◎Д◎]{!!!!?〕

猫撫で声のビクトリアに話しかけられて
ギョギョッと目を覚ましたマックス。
なにやら途中で
得体のしれないビジョンを
見たような気がするけれど…?
アレは一体…!
₍₍ [°Д°`‧̣̥̇ ≡ ‧̣̥̇´°д°] ₎₎{•••!!!〕
えーと。。
まあいいや、ひとまず
息をととのえよう。
ココは…、
マックスの学校 “ブラックウェル” だ。
まわりにはネイサン=プレスコットに
ビクトリアの取り巻き女子A&B も
いる。
みんなの断片的な発言から分析して、
どうやら “校庭” で
次の “ボルテックス•クラブ” の
パーティの企画を会員同士で
雑談していたらしい。
[ ☉_☉]{?〕
あれ?でもマックスはたしか
“ボルテックス•クラブ” のメンバーでは
なかったハズなのに…。
あんなに歪みあっていた
ビクトリアやネイサンとも
なんとなく仲良さ気だし、
心なしかマックスの服装やメイクも
少しケバく見える気が…?

Σ[ •̅_•̅ ]{!〕

オタク友達の “ウォーレン” に
彼女が居る!?
Σ[‧̣̥̇ Д ]ﻌﻌﻌﻌ⊙ ⊙
そんなバカな!あの童貞やろうに

で••• “デイビッド” •••!!!!!?
ΣΣ [‧̣̥̇ σ゚ロ゚]σ
アンタは学校の
警備主任だったじゃないか、
それがスクールバスの運転士サンに…!?
や…やっぱり、なにかがおかしいよ。
Σ[‧̣̥̇ ´ ཫ `]{!〕
クロエは…?
あれから “プライス家” は
どうなったんだ???
彼女の元に向かおう!

まさか…、信じられない。
本当に “未来” が変わったんだ。
(((([;゚Д゚])))))))
夕陽がやけに不気味に感じる。
この世界でも “雪” や “日食” は
起こったのだろうか…?
“キキキィィィィィィ!!!”

! おっとっと、急ブレーキ!!!?
一体何…
Σ[ ̄д ̄‧̣̥̇]ノ=3=3=3

“クジラ” …!
それも一頭や二頭じゃない。
大量のクジラが座礁して息絶えている。
ぜったい何か良くないコトの前触れだ。
クロエ…!?



“プライス家” に到着。
あれ?
前は家の外壁は “青色” じゃなかった
気がするぞ。
しかも彼女の部屋には夕方なのに
明かりが点いてない…?

“コンコン” •••
“ガチャッ” 。

!? おじさん!

✧ ˚‧º· \[˚ ˃̣̣̥᷄ ᗨ ˂̣̣̥᷅ ]/ ‧º·˚ {•••!!!!〕
よ…よかった…!
生きていたんだね。
“事故” に遭わなくて済んだんだ!!!!
はじめてマックスのチカラが
誰かの役に立った気がするよ。
これでハッピーエンドだ!
さあ、エンディングだ!


! そ…!!!!! そんな…、なんで!!!!!!!!!?





••• “クロエ” ••••••!!!!!!•••。

つづく。⇝⇝